こんにちは!まーさん (@masaeigoblog)です。
Azureの資格試験に1年ぶりに挑戦しました。私が実際に試験対策に費やした勉強時間と、勉強法を記事にしたいと思います。
Microsoft Certified: Azure Administrator Associate(AZ-104)とは?
まずは「Microsoft Certified: Azure Administrator Associate(AZ-104)」ってなに?というところを簡単に説明したいと思います。
Microsoft Certified: Azure Administrator Associate(AZ-104)は、Microsoft Azureの管理者向けの認定資格です。
試験では、Azure環境のユーザーとグループの管理、ネットワーク設定、仮想マシンのデプロイ、バックアップと災害復旧、セキュリティとガバナンス、リソース監視とトラブルシューティングなどを評価します。
筆者の実力
学習時間、勉強法の紹介の前に、まずは試験勉強開始前の私の実力を説明したいと思います。
仕事ではインフラエンジニアとして10年、PMOとして10年程度の経験がありますがエンジニアをしていたころはオンプレ全盛だったため、Azureを含めクラウドを利用した経験はありません。
PMOとしては、Azure、AWSを利用したプライベートクラウドサービス構築プロジェクト(2年程度)に参加した経験がありますが、実際にAzure環境を触る機会はありませんでした。
この状態で、AZ-900の試験勉強を行い無事合格。その後、クラウド(AWS、Azure)を活用推進するプロジェクトに参画することが決定しました。
この時点で臨んだ模擬試験の結果を記載しておきます。
- Udemy: 受講生30万講師のAZ-104: Microsoft Azure Administrator模擬試験問題集(400問)(AZ104模擬試験1) → 正答率:42%
試験の合格ラインが正答率70%のため、かなり厳しい結果でした。

合格までの勉強時間(AZ104)
こちらは記事タイトルにもあるとおりですが、試験合格までの勉強時間は約34時間でした。


グラフを見ていただけばわかるとおり、途中の中断が非常に多く、かなり効率が悪かったと思います。
勉強方法(AZ104)
こちらの章では私が実際にやった勉強法を説明します。書籍1冊と、2つのUdemy講座を受講しました。
勉強方法はAZ-900の時とほとんど同じです。まずはAZ-104で出題されるAzureの機能、サービスを書籍や講義で一通り学習した後で、模擬試験を3周以上解く、というものです。
では、それぞれの講座について、どのように勉強したかを順番に説明していきます。
書籍:Azure定番システム設計・実装・運用ガイド 改訂新版
本書はオンプレミスで稼働しているサービスサイトを、Azureに移行するシナリオ、イントラネット環境をAzureと接続し、イントラネットを延伸するシナリオの2つの移行シナリオに沿って構成されています。AZ-104試験対策の本ではないかもしれませんが、実際の仕事でもあり得るシナリオなので勉強になるかと思います。4月にこの本を読み始めたのですが、一度期間が空いてしまい、結局読み終えたのは6月でした。
各章で設定されている想定シナリオに対してどのサービスを利用すれば実現できる、ということをざっくり理解する程度に一通り通読して私は終了にしました。
Udemy:【AZ-104合格講座】動画での解説とポイントを通じ、AZ-104合格に必要な知識を効率的に身につけよう
模擬試験問題をこなす前に、まずはこちらの講座でAZ-104によく出題されるAzureの機能、サービスについて把握することをおすすめします。
トータル5時間くらいの講座ですが、私は1.25-1.5倍速で再生して、3.5時間程度で完了しました。この後の模擬試験問題で復習、再確認できるので、この段階では無理に覚えようとしなくてもよいです。まずは一通り最後までやり切って、次の模擬試験問題に移りましょう。
※以下のリンクからコース内容を確認してみてください。
【AZ-104合格講座】動画での解説とポイントを通じ、AZ-104合格に必要な知識を効率的に身につけよう- Udemyの倍速再生機能を使って3.5時間程度で終わらせてしまう。
- 無理にすべて覚えようとしない。最後までおわらせることを優先。
Udemy:受講生30万講師のAZ-104: Microsoft Azure Administrator模擬試験問題集(400問)
次は模擬試験問題です。全部で5回分(400問)あります。正答率90%になるまで、繰り返し問題を解いてください。私は3周目の後半でほぼ90%の正答率になりました。
1週目から3周目の正答率を表にまとめました。
試験回 | 1周目 | 2周目 | 2周目 |
---|---|---|---|
模擬試験① | 42% | 61% | 72% |
模擬試験② | 45% | 68% | 86% |
模擬試験③ | 56% | 78% | 88% |
模擬試験④ | 61% | 72% | 93% |
模擬試験⑤ | 51% | 77% | 90% |
※以下のリンクからコース内容を確認してみてください。
受講生30万講師のAZ-104: Microsoft Azure Administrator模擬試験問題集(400問)1週目
やり方はシンプルで、①問題を解く、②答え合わせをする、③解説を読むです。正解した問題についても解説は読むようにします。Udemyはスマホアプリがあるので、電車での通勤時間や、昼休みを利用してこなしました。
1週目をこなしてみて、私は「Azure リソースの監視と管理」、「ストレージを実装して管理する」関連の誤答が多かったので、Microsoft Learnで該当する機能の勉強をしました。
2週目
やり方は1週目と若干変えました。①問題を解く、②答え合わせをする、③解説を読む、の流れは一緒ですが、①問題を解く、のときに、回答に確信を持てないものは、「見直しマーク」をつけました。③解説を読む、ですが、1週目は正解も含めてすべての解説を読みましたが、今回は「見直しマーク」と「不正解」の問題のみ解説を読むようにしました。
画面の左上の☆をクリックすれば見直しマークを付けることができます。③解説を読む、のところで、見直しマーク、不正解、の問題のみの解説を表示するように選択が可能なので効率的です。

2周目になると、80%近い正答率になってきたのですが、「Azure リソースの監視と管理」の正解率が低いままだったので、再度Microsoft Learnで勉強しなおしました。
3週目
やり方は2周目と同じにしました。①問題を解く、②答え合わせをする、③解説を読む(見直しマーク、不正解、のみ)です。正答率が高くなっているため、③の時間がかなり減ってきます。
4週目(試験当日)
試験は自宅ではなく、試験会場で受験しました。試験時間の1時間半前に近くの喫茶店で最後の復習をしました。3周目でも不正解だった問題の解説を一通り確認しました。
- 1週目は正解した問題も含めて、すべての問題の解説を読む
- 2周目以降は、「見直しマーク、不正解」の問題のみ解説を読む
- 知識の定着が怪しいサービスについて、「Microsoft Learn」を使って勉強する
試験結果
試験結果ですが、1000点中744点。700点が合格ラインなので結構ギリギリでしたが合格できました。私の場合、仕事でAzureの実機に触る機会がないので、そのあたりの経験をもっと積んでおけば余裕をもって合格できたのかなと感じています。
まとめ
本記事ではMicrosoft Certified: Azure Administrator Associate(AZ-104)を受験するまでに実際に行った勉強方法を紹介させていただきました。
試験対策は、Udemyの講座がおすすめ。(私が受講した講座は以下の2つ)
【AZ-104合格講座】動画での解説とポイントを通じ、AZ-104合格に必要な知識を効率的に身につけよう他にもUdemyには評価の高いAZ-104向けの講座もあります。上記2講座を終えても不安が残る方は追加でほかの講座も受講してみてはいかがでしょうか?試験合格後に一部受講してみましたが、以下の講座も有益だと感じました。
最短で合格!Azure Administrator Associate AZ-104 試験対策問題集これから受験しようとしている方に少しでも参考になれば幸いです。
※Udemyには今回紹介したコース以外にもためになるコースが多いです。実際に受講してみてよいコースがあれば、今後も紹介させていただきます。一緒にスキルアップしていきましょう!
以上です
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